夏の日2007-08-26 Sun 23:35
昨日のさよならと
今日のさよならは どこか違うような気がして 帰りそびれてしまった だれもいない 草ぼうぼうの広い空き地で むこうの林にすんでいる ひぐらし の声を きいていた 夏のはじまりの高い太陽も 今はしっぽしか見えない 記憶は草の間に放してきた ひぐらしの声は もうすぐくる秋を予言している 心だけが 強く輝いている |
終わらない宿題2007-08-26 Sun 23:31
夏が僕をせめたてる
いつまでたっても終わらない宿題 僕だけの宿題 夏休みが終わるまでに ひとつ答をみつけたい 秋には君にまた会うから 会わなくちゃいけないから 机上の空論くりかえすうちに ナゼか走るのが遅くなった わからないものは わからないものの まま じゃ だめなのかな ああきっと 君も僕をせめたてる |
天使になる2007-08-26 Sun 23:27
このまま 夏が くるのかな
とぼとぼ歩きながら考えていたら まっしろになってしまった このまま 夏が くるのかな ああ もう ぼくにできることなんか これっぽっちも残されてはいないんだ 湯水のように時を使って ぜいたくして 幸せなさみしさを考えていたけど きみも ぼくも 傷ついてしまった うん 見えるよ 昨日までのぼく それでも朝はやってくるんだね ごめんね もう ぼくのことを考えるのはやめるよ 天使になって ここにいる |
月の道2007-08-26 Sun 23:23
あのとき わたし
なにをいえばよかったのかな きみに対する気持ちだって わたしの これからには それほど重要だったとは 思えないのに あのとき なにかいっていたら 違っていただろうね よくはならなかったかもしれないけど 違っていただろうね でも 月のみえる坂道は とってもきれいで ほんとうに すきとおっていて 消えてしまいそうで わたしは黙ってしまった きみは もっと黙っていた |
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2007-08-26 Sun 00:31
たましいの 傷口 に塗るクスリ
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2007-08-22 Wed 00:54
わたしたち こんなふうになるために 生まれてきたんじゃないのにね
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タイムマシーン2007-08-21 Tue 15:03
呼びとめると
十二の時と同じ顔して ふりかえった 波間に見える タイムマシーン ちぎれとんだ 水のビーズをつなぎあわせて まぶしそうに ハチミツ色の太陽 静かに雨が降るたびに失くしてた 水たまりをのぞくと 昨日がゆがんでた 頭の上 飛ぶための空がそこにあった 思い出した 波間に見える タイムマシーン 大切にしていたわけでもないのに 壊れなかった気持ち 明日をゆがめても 呼びとめると 起きたばかりと同じ顔して ふりかえった 波間のかなた タイムマシーン |
さるすべり2007-08-21 Tue 14:56
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とびうお2007-08-15 Wed 01:18
ひとつめの涙は 海
閉じ込められた深いあお ひきずられるのを怖れたあれは 鳥にはなれない とびうお ふたつめの不思議は 翼 銀色にひかる 月にはえる あこがれてあこがれてあこがれて 鳥になりたい とびうお 海は擬似空間 まがいものの翼で きみは 自分もだましている みっつめの秘密は 空 なにも知らない小さなさかなは ときどき その翼で 鳥を真似する とびうお |
北緯40度の月2007-08-15 Wed 01:14
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夏の一瞬2007-08-15 Wed 01:11
ああ ぼくらはなにも変わっちゃいない
あの日かわらではしゃいだ時 ぼくらを見ていた太陽だって そう思っていたにちがいない 年齢なんて なんて無意味 ヤニくさいシャツだって なんだか 生意気そうにしかみえない 二度ともどらない一瞬 を 切りとった写真 ほら みんなこんなにたのしそう |
観覧車2007-08-15 Wed 01:08
いっぱいの こどもたち
ひとりの ぼく 夕暮れを待って観覧車にのる ぼくの生まれたまちがみえる ねむっているような 錆びた観覧車だけが 夏空を まわってる ぼくをのせて 雲間からこぼれる光のように 天使をしたがえて おちていった 時間 天上と地上をひとめぐりすると いっぱいの こどもたち のなかの ぼくは ひとりの まいご |
八月の丘2007-08-15 Wed 01:04
夕立がやんだから
沈んでゆく太陽が見えるから あの坂をのぼって丘に行こう 夏草のゆれる丘の上で ぼくが見下ろすのは何処だろう 夏草に隠れて暮れてゆく空を 見つめている いつかのきもちで 今も同じきもちで きみと迷い込んだ路地も見える あの小径をぬけたところに そうだ やっぱり ここがあった あの道も あの道も いつも丘にのぼる坂 わかりかけた明日 と ふとりかけたお月さま が 見え出した |
夏のベランダ2007-08-15 Wed 00:57
四角く切り取られた空
育つだけ育ったゼラニウム 洗濯物がコソコソ乾いてゆく 風が通る 笑う洗濯バサミ 夏の午後 タバコとおひさまと傷んだ桃 除湿機から細く水がおちる 気体から液体に変わったばかりの きみわるく冷たい水 公園から子供の声 日没を知らせるオルゴオル サンダルからのびる 不健康に白いわたしの足 |
地球の夏休み2007-08-15 Wed 00:52
もうすぐ 太陽がのぼる
地球は 虹色にひかる金のビーズで満たされてゆく ぼくらは 瞳のコンパスに なにを映している? 胴乱のなかで動いている それ なに? 走り続ける 楽園を求めて いつも いつも 朝はぼくらにあたらしい一日を約束してくれる 知らなければいけないことが かならずある ぼくらには みんな意味がある はじめての道 あったことのない人たち みたことのない空 すべて ぼくらに続く時間 東風なら 地球がまわっているのがわかる はじまったばかりの太陽の冒険 はじまったばかりの地球の夏休み |
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