海を見ていた2008-06-27 Fri 01:39
あれから 何年たっただろう
また夏が来た いつもと同じように また海を見る まっしろに心をとかすと 昨日のことみたい 変わらないことだってあるけど あんなふうに 毎日会うわけにはいかないね いつだって 自分の場所を変えるときが いちばんさみしい 海は 遠くにゆくほど きれいに見える 水平線に見たことのない風景を隠している ぼくは つぎの冒険を待つ子供みたいに 海を見ていた |
引越2008-06-10 Tue 01:26
タカラモノを見せてあげる
約束したのに どうして きみの家は からっぽ 開け放たれた窓 夏の陽射しは からっぽの部屋から 色まで 抜き去ってしまった まっしろに いつも ふたり 丘の上 ぼくは ひとり たいせつな箱を開ける 透明な ビー玉 ちいさな錆びた カギ 青い色の 石 ちびた ロウセキ かけた おちょこ 虫メガネ 玉虫の標本 せみのぬけがら 青い色の石 と 玉虫の標本 は きみにあげるつもりだったのに なんだったら 箱ごと 全部 あげちゃってもよかったんだ |
夏の日2007-08-26 Sun 23:35
昨日のさよならと
今日のさよならは どこか違うような気がして 帰りそびれてしまった だれもいない 草ぼうぼうの広い空き地で むこうの林にすんでいる ひぐらし の声を きいていた 夏のはじまりの高い太陽も 今はしっぽしか見えない 記憶は草の間に放してきた ひぐらしの声は もうすぐくる秋を予言している 心だけが 強く輝いている |
終わらない宿題2007-08-26 Sun 23:31
夏が僕をせめたてる
いつまでたっても終わらない宿題 僕だけの宿題 夏休みが終わるまでに ひとつ答をみつけたい 秋には君にまた会うから 会わなくちゃいけないから 机上の空論くりかえすうちに ナゼか走るのが遅くなった わからないものは わからないものの まま じゃ だめなのかな ああきっと 君も僕をせめたてる |
天使になる2007-08-26 Sun 23:27
このまま 夏が くるのかな
とぼとぼ歩きながら考えていたら まっしろになってしまった このまま 夏が くるのかな ああ もう ぼくにできることなんか これっぽっちも残されてはいないんだ 湯水のように時を使って ぜいたくして 幸せなさみしさを考えていたけど きみも ぼくも 傷ついてしまった うん 見えるよ 昨日までのぼく それでも朝はやってくるんだね ごめんね もう ぼくのことを考えるのはやめるよ 天使になって ここにいる |

